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機械電気系の大野智也教授が令和6年度北海道地方発明表彰の文部科学大臣賞を受賞

 このたび、機械電気系の大野智也教授が株式会社常呂町産業振興公社との共同研究により開発した「循環型農業を目指した貝殻粉末の造粒技術(特許第6781426号)」が、令和6年度北海道地方発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)の文部科学大臣賞を受賞し、10月24日(木)、帯広市において表彰式が行われました。
 また、同賞受賞の法人代表者である国立大学法人北海道国立大学機構の長谷山彰理事長には、その功績を称え、実施功績賞が贈られました。

 この賞は、各地方における発明の奨励?育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として、優秀な発明、考案、又は意匠を完成させた者、発明等の実施化に尽力した者、発明等の指導、育成、奨励に貢献した者に対して顕彰されるものです。

 大野教授は、平成29年度から令和3年度まで、ホタテ貝殻の有効活用の一環として、貝殻粉末の造粒技術の共同研究を常呂町産業振興公社と行ってきました。
 今回の発明により、散布機を使用してホタテ貝殻由来の土壌改良剤を撒くことができるようになり、農業従事者の作業効率を大きく改善することに加え、水産加工業の廃棄物を農業用資材として循環させるプロセスの確立を通じ、地産地消による循環型一次産業の形成に大きく寄与する発明として、高く評価されました。

 受賞に関する詳細は、公益社団法人発明協会のサイトをご覧ください。


表彰式の様子 発明前の貝殻粉末と、
発明した粒状資材の散布状況の違い

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