社会環境系のアルサワフモハマドバセル助教が国際会議「EMCEI-24」において最優秀論文賞を受賞
5月15日(水)?18日(土)にモロッコ?マラケシュで開催された、「The 6th?Euro-Mediterranean Conference for Environmental Integration(EMCEI-2024)」において、社会環境系のアルサワフモハマドバセル助教が最優秀論文賞を受賞しました。本学会には全13トラックが設定されており、その中のトラック1「環境マネジメントのための工学応用」に採択された論文の中から、最も優秀な論文として選出されました。
本学会でアルサワフ助教は、株式会社北開水工コンサルタント(本社:北海道帯広市)との共同研究成果として「Beyond the Surface:Measuring River Flow Using Acoustic Tomographic System(水面を超えて:音響トモグラフィーシステムを用いた河川流量の高度な計測)」について発表しました。
本研究においてアルサワフ助教らは、オホーツク地域における河川流量の高度かつ連続的な測定を行うための研究プログラムについて説明しました。河川音響トモグラフィーシステム(FATS)が用いられ、他方式の測定システム(e.g.,HADCP,STIV)と比較してどのように用いられるのか、そして洪水頻度の上昇する日本や世界においてFATSシステムが洪水計測のための有望かつ効率的なツールとなり得るかについて論じました。
現在、洪水発生頻度が増加しており、高度かつ継続的、自動化された河川流量測定の重要性は、日本のみならず世界中で認識されています。この研究発表は、環境管理課題における最重要アプリケーションの一つと考えられ、今回の受賞につながりました。
[発表題目]
Mohamad Basel AlSawaf1,Akiyoshi Sasaki2,and Kazuya Inoue3:
Beyond the Surface: Measuring River Flow Using Acoustic Tomographic System,The 6th Euro-Mediterranean Conference for Environmental Integration(EMCEI-2024), Marrakesh,Morocco,May, 2024.
(1北見工業大学工学部社会環境系、2株式会社北開水工コンサルタント北見事業所、3株式会社北開水工コンサルタント帯広事業所)
[企画総務課 2024/06/07 更新]