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北見工業大学

大学からのお知らせ

オホーツク総合振興局との包括連携協定締結記念講演会を開催しました

 3月15日(金)、オホーツク?文化交流センター(網走市)において、オホーツク総合振興局との包括連携協定締結記念講演会を開催し、約100名の方々にご参加いただきました。

 2月27日(火)に締結された包括連携協定では、学官一体となって以下の6つの分野で連携を行うことが確認されました。
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  1. (1)農林水産業の振興
  2. (2)観光振興?地域の魅力発信
  3. (3)脱炭素?ゼロカーボン北海道の推進
  4. (4)防災?減災に向けた地域づくり
  5. (5)公共交通の活性化
  6. (6)地域で活躍する人材の育成

 この中で、現時点でまだ連携実績が少ない(2)観光振興?地域の魅力発信に繋がる取組として、本学の特異な自然景観の発掘?予測研究ユニットにおける研究について、主にオホーツク総合振興局職員の方々に向けて、当ユニットの研究者5名が講演を行いました。

 特異な自然景観の発掘?予測研究ユニットは、オホーツク地域で見られるダイヤモンドダストや蜃気楼、雲海などの自然現象が作り出す景観に着目し、発生条件の科学的な解明に取り組んでいます。今後さらに解明を進め、その発生予測を行うことで、オホーツクの自然現象を新たな観光資源としてブランド化していくことが期待されます。

 本講演会では、オホーツク総合振興局の中島和彦局長の開会挨拶の後、社会連携推進センターの三枝昌弘准教授から、「zekkeiプロジェクトについて」と題して、当ユニットが小樽商科大学や帯広畜産大学、企業等と連携して進めている自然現象の観光資源化への取組について紹介しました。

 続いて、地球環境工学科の舘山一孝准教授から、「オホーツク地域の蜃気楼と雲海の発生予測?公開システムの開発」と題して、独自に開発した気象機器とカメラによる、蜃気楼と雲海の発生予測モデルの開発について説明しました。

 地域未来デザイン工学科の原田建治教授は、「屈斜路湖のアイスバブル?ジュエリーバブル」と題して、ジュエリーバブルが着色する仕組みや、実際にジュエリーバブルを観察する方法などについて解説しました。

 同じく地域未来デザイン工学科の原田康浩准教授は、「冬季寒冷地の大気光学現象とその観光資源価値」と題して、大気光学現象とはどのようなものか、また、その発生予測の試みとして進めている定点観測について説明しました。

 最後に、地域未来デザイン工学科の吉川泰弘准教授から、「ジュエリーアイス出現予測のWeb公開とその反応」と題して、豊頃町で見られるジュエリーアイスの発生予測についての研究と、その予測をWEB上で公開したことの成果と課題について紹介しました。

 参加者からは「オホーツクの自然を観光資源として再認識できた」、「地域の魅力を高めるきっかけになると感じた」などの感想が寄せられ、ユニットの取組に関心を持っていただけたことが伺えました。

 今回の講演会は、北見工業大学とオホーツク総合振興局が進めていく連携活動について、具体的なイメージを持っていただく良い機会となりました。今後も北見工業大学の研究活動を知っていただくための機会を設け、さらなる連携の強化を図ってまいります。


会場風景 ①講演の様子(三枝昌弘准教授)
②講演の様子(舘山一孝准教授) ③講演の様子(原田建治教授)
④講演の様子(原田康浩准教授) ⑤講演の様子(吉川泰弘准教授)

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