教員の紹介
研究者情報
-
学位
博士(工学)
-
担当授業科目
構造力学II,力とエネルギー,構造解析学,測量学実習,空間地理情報実習,環境防災CAD演習,????CAD演習,?????未来??????総合工学I,?????未来??????総合工学II,社会??????????????総合演習
-
専門分野
地震工学
-
所属学会
土木学会,地域安全学会
研究室の概要
地震工学研究室では地震という自然現象に着目し、主に地表面の揺れ(震度)の推定、地震動による構造物被害、免震?制震デバイスの性能確認、防災?減災を研究対象としています。北見工業大学には、-30℃から+50℃で温度を設定できる実験室に、構造物に対する実験ができる載荷装置を整備しています。このような特徴的な実験設備を活用しながら、地域に根ざした研究を行います。
研究室の研究テーマ
-
地震や豪雨による構造物の被害調査
北海道でも地震や豪雨による災害が発生しています。私たちは災害時に、橋梁や構造物の被害を中心に調査し、被害の要因とその対策について研究しています。
特に、北海道は比較的雨が少ないことや、積雪、低温環境などの特徴があり、それらの影響による地域特有の被害の特徴について検討しています。 -
ハイブリッド地震応答実験
大地震でも安全な橋の設計には、地震による橋の動きを正確に計算することが必要です。橋のような大きく複雑に動く構造物の計算を行うには、ハイブリッド地震応答実験をつかうことがあります。大きな橋をいくつかの部分に分けて、コンピュータで計算をできる部分はシミュレーションで、動きが複雑でまだ計算が難しい部分は実物を使って、シミュレーションと実験装置を同時に動かします。
北見工業大学では、このハイブリッド実験を-30℃の低温室で行う研究をしています。北海道やサハリンなどで地面が凍ったり、寒くて橋の材料が硬くなるような場合の大地震の影響を正確に調べることができます。 -
津波災害時の避難可能性シミュレーション
北海道沿岸で大津波が発生したときに、人々はどのように避難すればよいのか、マチの安全性を向上させるためにどのような取り組みをすればよいのか研究しています。たとえば、釧路市で大津波が来たときに、一時的に逃げ込める公共と民間の施設を調査して、GIS(地理情報システム)に表示し、気象条件や避難行動によって避難できる範囲がどのように変化するか検討しています。